2006年 04月 20日
カリビアン・ブルーがつなぐもの
ひそかに愛読しているJR東日本の車内誌「トランヴェール」に、興味深い特集が載っていた。島国に住んでいると、国境は=海。はてしない太平洋を後ろに抱え、大陸に思いをはせ、なんとなくどこにも染まれない寂しさを感じなくもない。
だけども、この記事に載っていた逆さ地図を眺めるとどうだ。大陸側から見ると、日本はとっても身近に見える。同じ仲間だなーって実感できる。海は人を隔てるものでなくて、人と人を結びつける「道」なのだ、という観点の能登特集。面白い。
道は嬉しいものも、そうでないものも、いいものも、そうでないものも、いろんなものを運んでくる。こちらで取捨選択はできないのだ。ハワイやグアムやサイパンや沖縄や、たくさんの美しい島がそうであるように、カリブの島々にも悲しい歴史がある。私がめぐった4つの島のうち、2つはオランダ領、1つは東側がオランダ領で西側がフランス領、もう1つはアメリカ領。
出港地のプエルトリコもアメリカ自治領、でも100年前までスペイン領だったため、街も言葉もスペイン風。
夢のようにきれいなビーチのそばに、ものものしい要塞があり、さびた大砲はトロピカルな花々に埋もれそうになっていた。昔は目の前のバカンスを満喫するので精いっぱいだったけど、最近はそういう傷跡を見過ごすことができなくなって、なんとなくビーチがしんどい(好きだから結局行くけど)。
クルーズの間ヒマさえあれば眺めていた、淡く、透明感の強さが特徴のカリビアン・ブルー。この海は何を運んできて、人は何を思ったんだろうなあ。なんせ、日本からはるばるこんな人間がやって来れるんだもんなあ。
by akiedayumi
| 2006-04-20 11:26
| カリブ

