2004年 10月 29日
からだのちから
新潟の地震以来、テレビを見るたびに腹が立っている。それは被害の大きさや避難所生活の過酷さとは異なる次元の気持ち悪さだ。言葉にうまくできない、なんだこのもどかしさは?と思っていたら〈田口ランディのアメーバ的日常〉 を読んで「ああ、そういうことだ」とスッキリした。
「体育館で寒かったでしょう?」「これからどうなるか不安ですか?」
当たり前としか言いようのない質問を、テレビは繰り返している。悲しい顔、無惨な家、増える心痛、そんなシーンばかりクローズアップしている。
全国でたくさんの人が、新潟のために何かしたいと思っているはずだ。救援物資はきちんと届かず無駄になっているはずだ。過酷な状況でも、避難所生活にも笑顔はあるはずだ。だけど目に見えているものは、ほんのわずかだ。
こういう時、自分ができることの少なさにがく然とする。その一方で、1人の人間ができることって、けっこうたくさんあるようにも思う。誰かの手を握って話をするだけで、消えていく不安がある。顔と顔をつきあわせて、体を寄せ合い言葉を交わすことは、ただそれだけ以上の威力があるんじゃないかと思う。
肉体の力って何だろう。最近そんなことばかり考えている。
「体育館で寒かったでしょう?」「これからどうなるか不安ですか?」
当たり前としか言いようのない質問を、テレビは繰り返している。悲しい顔、無惨な家、増える心痛、そんなシーンばかりクローズアップしている。
全国でたくさんの人が、新潟のために何かしたいと思っているはずだ。救援物資はきちんと届かず無駄になっているはずだ。過酷な状況でも、避難所生活にも笑顔はあるはずだ。だけど目に見えているものは、ほんのわずかだ。
こういう時、自分ができることの少なさにがく然とする。その一方で、1人の人間ができることって、けっこうたくさんあるようにも思う。誰かの手を握って話をするだけで、消えていく不安がある。顔と顔をつきあわせて、体を寄せ合い言葉を交わすことは、ただそれだけ以上の威力があるんじゃないかと思う。
肉体の力って何だろう。最近そんなことばかり考えている。
by akiedayumi
| 2004-10-29 00:43
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