2009年 09月 19日
首をかしげるカフェ・ウィンディ
私が生まれ育った町は海と山しかない過疎地域。電車は1時間半に1本しか来なくて、同級生の親の多くが農家か漁師という土地柄。とりわけ海はきわだって美しく、毎年夏の間だけ人口が倍増するほど海水浴客でにぎわった。
そんな田舎町だからか、小さい時からエネルギー問題はとても身近だった。もの心ついた時から、原子力発電所の開発計画で町民はしょっちゅうもめていたし、選挙の争点はもっぱら「原発賛成か反対か」に絞られた。
結局は反対派に押し切られ、ついに論争が立ち消えになったのは確か私が高校の頃。あの時の「長い戦いに勝利した」という大人たちの興奮した顔は、今でもうっすらと覚えている。
先日久しぶりに里帰りすると、山の中にニョキニョキと風車が立っていて驚いた。調べてみると、なんと町内に12基。この2〜3年の間にできたものらしい。
小さい頃、あれだけ原発に反対した町民があっさり折れるなんて、風力発電ってそんなに安全なの?と思っていたら、実はかなりの健康被害があると友人S。Sの田舎は今、風力発電所計画が持ち上がって、地元が大揺れらしい。
あれー妙に変だなーこれってどういうことなのかなーと、風車の真下にある「ウィンディ」という身も蓋もない名前の喫茶店で考える夏の日。風車が回るとキュンキュンと超音波のような高い音がします。
そんな田舎町だからか、小さい時からエネルギー問題はとても身近だった。もの心ついた時から、原子力発電所の開発計画で町民はしょっちゅうもめていたし、選挙の争点はもっぱら「原発賛成か反対か」に絞られた。
結局は反対派に押し切られ、ついに論争が立ち消えになったのは確か私が高校の頃。あの時の「長い戦いに勝利した」という大人たちの興奮した顔は、今でもうっすらと覚えている。
先日久しぶりに里帰りすると、山の中にニョキニョキと風車が立っていて驚いた。調べてみると、なんと町内に12基。この2〜3年の間にできたものらしい。
小さい頃、あれだけ原発に反対した町民があっさり折れるなんて、風力発電ってそんなに安全なの?と思っていたら、実はかなりの健康被害があると友人S。Sの田舎は今、風力発電所計画が持ち上がって、地元が大揺れらしい。
あれー妙に変だなーこれってどういうことなのかなーと、風車の真下にある「ウィンディ」という身も蓋もない名前の喫茶店で考える夏の日。風車が回るとキュンキュンと超音波のような高い音がします。
by akiedayumi
| 2009-09-19 14:12
| 山口