300年後のけつ太郎

突然ですが、最近どっぷりハマっている本があります。
それは

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「新島流人帳」











江戸時代から明治初期まで、新島は流刑地だったそうです。いわゆる「島流し」の流し先。

西郷隆盛は奄美大島や沖永良部島、後醍醐天皇は壱岐島、ナポレオンはセントヘレナ島と、
古くからいろんな有名人が流刑をくらってきたわけですが、
伊豆諸島は江戸に近いこともあってか全国的にも突出して流人が多くやってきた土地柄。
新島もそのひとつです。


そんなわけで島には流人に関する資料がいくつか残されているのですが、これがまあ面白い。
特にこの流人名簿である「新島流人帳」には、どんな人がいつ、どんな罪で流されてきて、
島でどう過ごしていたかが簡潔に記されているのですが

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美男!


こんな風に、本人の特徴が名前の前に記されているのです。
おそらく流人を認識しやすくするために外見や性格などを書いていたんじゃないかと推測されますが、

宇右衛門は美男だったのね、そうなのね。。。

そうかと思えば

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け、けつ……?



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むだひげ勘兵衛……。



けつ太郎は享保3年(1717年)、勘兵衛は寛永20年(1643年)に流されてきていますから、
300年以上前のこと。
まさか300年後の未来まで「けつ」だの「むだ」だの言われているとは、本人は夢にも思うまい。

まだまだ読みきれていないので、この秋はひき続き読み進めます。

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by akiedayumi | 2016-09-18 09:43 | 都民で島民で村民です。 | Comments(0)


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